地下鉄駅ホームへの可動柵設置についての緊急要望書

　名視協では７月１１日に起きた地下鉄本郷駅でのホームからの転落事故を受けて、７月２２日名古屋市に以下のような緊急要望書を提出しました。

　地下鉄駅ホームへの可動柵設置についての緊急要望書

　現在、名古屋市交通局においては鶴舞線を覗いて平成23年度には桜通線を、その後順次東山線（平成２７年度までに設置）、名城線・名港線（平成３２年度までに設置）と可動柵の設置を計画していますが、今月11日夕方東山線「本郷」駅上りホームより本会会員が転落、骨折し入院をしております。危うく電車にひかれ一命を落とすところと聞いております。
　本郷駅近くには障害者スポーツ施設があり多くの視覚障害者も利用する駅の一つです。
　一人歩きの視覚障害者をサポートするためのガイドヘルパー制度も公的にはありますが全ての視覚障害者がいつでも自由に利用できる分けではありません。その為やむを得ず単独歩行をしなければなりません。
　視覚障害者が安心して地下鉄を利用できるよう、今後の可動柵設置計画に関して、次の３点を緊急に要望いたします

１．可動柵の設置計画を見直し、鶴舞線を含め早期に全駅への設置を進めて下さい。

２．視覚障害者が多く利用する駅や転落事故のあった駅から優先的に可動柵を設置して下さい。

３．上記の駅に可動柵が設置されるまでの間、ホームに駅員を配置するなど、２度と転落事故の起きないよう対策を講じてください。